お家で始める!子供のマネー教育(お金の価値編)
前回は子供にお金に対する興味や価値の基本的な部分を理解してもらうことをお伝えしました。まだ読んでない方はこちらからご覧ください。
今回はお金の価値というものはどういうことなのかという点についてお伝えします。
お金の価値が変わることを理解してもらう
前回、お手伝いの対価としてお金の価値や意味についてお子様に理解をしてもらいました。それを続けているとある日スーパーなどで「前は100円で変えたのに今日は110円になってるよ?どうして?」というような質問が出てくると思います。これはお金の価値が変わるということを教えるチャンスです。ぜひこのチャンスを逃さないようにしてください。
そもそもお金の価値が変わるとは
大人の皆様でもお金の価値は変わらないと思っている方がいらっしゃいます。しかし実際にはお金の価値は変わります。その理由はお金が物々交換の代替品であるからです。
確かに100円硬貨は100円の価値です。これは変わりません。
ですが、購入したい商品の値段はどうでしょうか?
特に食料品なんかだとわかりやすいですが、先週は100グラム=100円だった豚肉が今週は110円というように毎回買い物に行くたびに値段が多少変わっているのではないでしょうか?
すると先週は100円で購入できた豚肉が今週はプラス10円しないと購入できないことになります。
これが、物価上昇つまりインフレという現象です。
逆に90円で購入できるような場合が物価下降つまりデフレという現象になります。
つまりお金の価値が変わるということは物価が上がったり下がったりするから引き起こされるということです。
今まで1回のお手伝いで買えたお菓子が1回で買えなくなる。子供は自分が何回お手伝いをしたらこれが買えると考えています。しかしいざ、買い物に出かけたら値段が上がっていると違和感を覚えるのです。この違和感を大事にしてあげてください。
どのようにして物価変動が起こるのか
物価の変動には様々な要因が関係していますが大きな所でいうと下記の2つです。
- 需要と供給のバランス
- 為替の変動
需要と供給
このようなグラフも見たことある方は多いと思います。
需要(欲しい人)が多ければ値段は上がっていきます。逆に供給(商品)が多ければ値段は下がります。
例えると旬の果物や野菜などは供給が多くなるため普段よりも安い値段で買うことができます。春のいちごや秋のさんまを思い出してみるといいかと思います。
逆に今だとニンテンドースイッチなどは供給が追いついておらず電気屋さんなどで購入することはほぼ不可能に近いです。するとネットなどで定価よりも高い値段で販売されるようになります。これは高い値段を出しても買いたいという需要が大きくなるからです。
為替の変動
為替は1ドル=100円というような外貨と日本円の交換レートのことです。これは日々変動しています。これがなぜ物価に影響しているかというと日本はいろいろな品物を海外から輸入しています。ということは為替レートが1ドル=110円(円安)になると今までよりも輸入のコストがかかります。単純に輸入という買い物における物価上昇が起こるので、結果我々消費者が購入する際の値段に影響してきます。
どうやって子供に教えるか
このような物価の変動をどのように子供に教えればいいのでしょうか?
先ほどのようなことをお子様に伝えても大きい子供のであれば理解できるかもしれませんが小学校低学年などでは理解が難しいことでしょう。
ですが、このような知識を無理に教える必要はありません。
子供にとって大事なのは目の前の疑問であり、経済の知識ではないからです。
なぜ値段が変わっているかを一緒に考える
お金の価値が変わることを本当に理解するのは時間がかかります。なのでお子様と一緒になぜこの商品の値段が変わっているのかを一緒に考えるようにしましょう。
「どうして値段が変わっていると思う?」というようにお子様に聞いてみてください。
最初は全くわからないかもしれません。そうした場合は「今旬だからね。たくさん取れていっぱいあるから安くなるんだね」「売れ残って腐ってしまったらもったいないもんね」というように伝えてあげてください。大人の答えが間違っていてもいいのです。大事なのは一緒に考えるということです。もったいないのは「そうだね、なんでだろうねー」と話を流してしまうことです。
正直、大人でも簡単に正解がわかる話ではありません。一番重要なのは「なぜだろう?」「もしかしたらこういう理由かな?」と考えて、検討するクセをつけてもらうことです。これを繰り返していると考えるクセがついてきます。
そして、自分の考えとご両親の意見を議論することでコミュニケーションが生まれます。このような思考プロセスは社会人としても大変重要なスキルであり、将来必ずお子様のためにもなります。そして考える上で前提となる情報を得るためにニュースを見るようになってきます。
今回のまとめ
このように一緒に考えていくだけでお子様は勝手にお金の価値が変わることを理解し需要と供給のバランスや為替の変動についても理解することができるはずです。
この教育方法は特別なことや費用がかかるわけではありません。ですが繰り返し繰り返し行っていくことが重要です。日常のコミュニケーションの一つとして取り入れてみてください。
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お家で始める!子供のマネー教育(スタート編)
今回は、お子様のマネーリテラシー向上のためにお家でできるマネー教育についてお話しします。日頃お客様とお話ししていると自分の子供にも教えてほしいと頼まれることがあります。学校では教えてくれない事ばかりなので家庭で教えるしかないのです。
内容が多いので複数回に分けてお伝えしたいと思います。
そもそもマネー教育なんて必要なの?
なんて思われるかもしれませんが、こういったお金の勉強というのは非常に重要です。欧米では当たり前に行われていますが日本においては逆にお金の話をするのはタブーのように扱われています。
その結果、学校でも教えてもらえず家庭でも教えてもらえないまま社会人になっていきます。そうして大人になった人たちが汗水たらして稼いだお給料を有効に活用できずにいるのが日本の現状です。今後20年30年後においても老後資金が不足すると言われる状況では今小さいお子様が老後を迎える60年70年先はもっと深刻な状況になっているでしょう。そのような状況で効果的に資産形成をすることができないというのは致命的です。しかし子供にお金の話をしようと思っても自分がよくわかっていなかったり何を教えたらいいのかわからないというお話をよく聞きます。
そこで日常の生活の一部としてお金の勉強ができる方法をご紹介します。
マネー教育をすることによるメリット
まずはお金の勉強をすることによるメリットをご紹介します。
- 無駄遣いをしなくなる
- ニュースを確認するようになる
- 働き始めてすぐに資産形成を始めれる
- 親子のコミュニケーションツールになる
簡単に上げるとこのような形でしょうか。
まず、お金の勉強をすることでお金の価値というものを子供がしっかり理解することができます。すると無駄遣いが減りますし、日頃のニュースが株価などお金に関係しているため興味を持ち自分から率先して確認するようになります。もちろん将来自分でお給料をもらうようになれば資産形成を効果的に始めることができます。
といろいろメリットがありますが私が一番のメリットと感じるのは最後の親子のコミュニケーションが増えるというポイントです。マネー教育を続けていくと日々の出来事の何が原因として株価が下がるのか?このお店は将来大きくなるのでは?あの営業戦略は正解なのかどうなのか?と日常のいろいろな場面で親子の議論が巻き起こるようになります。こういった話は、子供・親がそれぞれ自分の考えた自分の意見を話します。普段過程で自分の価値観や意見をぶつけ合うことは少ないと思います。マネー教育をすることによってそれが可能になるのです。
ぜひご家庭でマネー教育を始めてみてください。
まずはじめに
じゃあマネー教育って何をすればいいの?
まずはお金とはどういったものなのかということを教えないといけません。
これは、お金は〇〇年ごろ誕生して~なんてつまらない話ではなく日常の中で教えるのがポイントです。そうでないとお子様も面白くなくて聞いてくれません。
ではお金とはどういったものなのでしょうか?
基本的にはお金は物々交換の代替品です。当然ですがタダでモノをくれたりサービスを提供してくれる人はほとんどいないです。モノやサービスを提供してくれる代わりに対価を要求します。もしお金がないと物々交換ということになります。大昔はこれで済んでいましたが多様化していく社会の中で物々交換では対応できなくなっていったのです。毎回買い物行くのに交換する価値のあるもの持ってくの大変ですよね?お給料お米1000キロとかもらっても困りますよね?その代わりとして登場したのが貨幣です。
これには大きな効果があります。持ち運びが簡単で、尚且つ1万円は1万円の価値と決まっているからです。物々交換だとその物の価値というのは人によって変わります。わかりやすく言うとわらしべ長者のようなイメージです。物の価値が人によって変わるから目の前にある必要なものをそれよりも価値があるものとでも交換するのです。もしわらしべ長者を100円玉でやれば誰も100円より価値があるものは交換しないでしょう。
まずはお子様にこのお金の基本的な部分を伝える必要があります。
このお金の意味や数字の価値を理解していないと欲しいものの本当の価値が理解できません。その結果無駄遣いや必要以上に高価なものを買ってしまったりするのです。
お金の基本(価値)を教える
これにはまずお子様にモノサシを与えるのが重要です。モノサシとは判断基準のことです。これがないと判断ができません。
きっと普段スーパーカーに乗ってる大金持ちからしたら500万円の新車はとても安く見えるでしょう。しかし中古のボロボロの車に乗っている人から見たらそんな車はとても高価に見えます。
これはそれぞれ持っているモノサシが違うからです。新車は500万円という価値から変わっていません。お子様に全社のお金持ちのモノサシを持たせてしまうと分不相応なお金の使い方をしてしまうことになります。(ほんとにお金持ちであれば問題ないかもしれませんが)
まずは欲しいものがあったら自分でお金を得て買うということを教えるのです。少々けち臭く見えるかもしれませんが将来的に考えると絶対にこの方がいいです。なんでも買ってあげるというのは聞こえはいいですが子供は何もしなくても言ったら買ってくれると思ってしまいます。そうなると子供の頭の中では10円のチョコも4万円のニンテンドースイッチも同じになってしまいかねません。
モノサシを与える
モノサシを与える場合、わかりやすいのは労働に対する対価として認識してもらう方法です。例えば「洗い物手伝ってくれたら○○円お小遣いあげる」といった方法です。
これはやっている家庭もあると思います。重要なのはモノサシを与えるために徹底することです。定期的なお小遣いというのは最低限にしてください。厳しいことを言えばなくてもいいと思います。これだけやったらこれだけのお金(価値)がもらえると認識してもらうのが大事です。お手伝いの対価(金額)はご家庭やお子様の年齢によっても変わると思いますが、毎回違う金額にしてはいけません。労働の価値がぶれるということはお子様のモノサシが正確にならないからです。
そして重要なのはその対価ととして得たお金をどのように使うかです。基本的にはおもちゃ等を購入する際にはこのお金を使うようにします。(誕生日などは別として)その時に欲しいもの(1000円)を買うためには○○回洗い物を手伝う必要があるということをお子様に伝えていきます。
モノサシができるとどうなる
モノサシができてくると子供はその労働に対する対価として欲しいものの価値(1000円)が妥当なのかと考えるようになります。もっとほかのお菓子に充てた方が価値があるのではないだろうかとそのうち考えるようになるでしょう。
さらに食料品の買い物やコンビニに出かけたときにでも「このお肉はお手伝い何回分だね」等伝えることができます。日常全てがモノサシの形成の場になるのです。するとそのうち「この前は10回分だったのに、今日は11回分になってるよ?なんで?」といった話が出てくると思います。これはチャンスです!!こんな時に「なんでだろうねぇ?」なんて誤魔化してはいけません。
お金の価値=不変 ではなく
お金の価値≠不変
つまりお金の価値は日々変わっているということを教える大チャンスです。
次回はお金の価値が変わることについてご説明します。
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子供の教育費用準備は必要?おススメ学資の準備の4つの方法
お子様がいる家庭ではお子様の教育費用ってどれくらいかかるなかな?と不安に思っていいることも多いのではないでしょうか?
今回は子供の学資についてお伝えしたいと思います。学資って準備したほうがいいの?
準備するならどのようにどれくらいした方がいいの?といったことをお伝えさせていただきます。
学費ってどのくらい必要なの?
そもそも学費とはどれくらいかかるものかご存じですか?
もちろん公立なのか私立なのか、また文系なのか理系なのかによって変わってきます。
しかし最初にいくら必要なのかを把握していなければ学資の準備はうまくいきません。
これは学資に限らず老後資金や住宅購入の際にも言えることですが、まずはゴールをしっかりと認識してそのゴールまでの道順を逆算していくことが大切です。
では、学費とはどの程度かかるのでしょうか?
全国の平均ですがこれくらいかかります。表における幼稚園から高校までの私立文系が普通の私立になります。(文系や理系の区別がないため)
幼稚園からずっと公立、大学も国公立だとしても約1,037万円かかります。
そして1,000万円の約50%を占めるのが大学の学費です。多くの場合学費の準備というとこの大学費用を指します。
高校までは私立でも余程のお金持ち学校に行かなければ年間の収入で何とかなります。
しかし大学費用を毎月の給料からポンと出すのは難しいのではないでしょうか?
つまり、どのくらい学資を準備する必要があるかという答えはご家庭の希望によって変わりますが最低でも国公立大学費用の500万円は準備しておく必要があります。
学資をどうやって準備する?
では、どのように学資を準備していくのが良いのでしょうか?
学資を準備する方法はいくつかあります。
- 学資保険に加入する
- 貯蓄して貯める
- 投資する
- 奨学金で賄う
ざっくり分けるとこのようになるかと思います。
学資保険とは
一番ポピュラーなのが学資保険といわれる生命保険ではないでしょうか?
皆様も一度は聞いたことがあると思いますがどのようなものかというと故本的には保険料を積み立てて18歳の時に積み立てたお金が返ってくる。というものです。
学資保険のいいところは満期金から逆算して保険料を計算してくれるので目標金額を確実に貯めれることと生命保険のため契約者であるご主人様や奥様に万が一のことがあった場合、以降の保険料が免除されて満期金を受け取れるという保障があることです。
ただ、現在は金利(積立利率)があまりよくないので保険会社によっては満期金(受け取れる金額)が払った保険料の総額よりも少なくなる場合があるので注意してください。これが昔は2倍になって返ってくる時代もありました。皆様のご両親が学資保険を進める理由は2倍になった経験があるからこそです。
金利が低いということは積み立てたお金がそのまま増えも減りもせずに返ってくるという感じです。
そういった意味では貯蓄と同じような感覚です。
貯蓄で貯める
これは銀行の普通預金や定期預金で貯めていくという方法です。これはあまりお勧めできません。金利もほとんどつかないですし、先ほどの学資保険のような保障もありません。つまり万が一のことがあった際に、十分な準備ができないということです。
また、貯蓄のためお金を下ろそうと思えば下ろせます。これはメリットでもあり、デメリットでもあります。何か予期せぬことがあった場合に非常資金として使える流動性の確保ができる一方で、少しずつ使ってしまって気が付いたら目標金額がたまっていない可能性があるからです。
投資する
これは株式や債券、投資信託などに投資して積極的に増やしていくやり方です。
もちろん投資である以上、他の方法と違い元本保証がありません。つまり貯めた金額酔いも受け取る方が少なくなる可能性もあるということです。しかし10年以上毎月少しずつ積み立てていくいわゆる長期分散投資の手法を使えば、それほど大きなリスクを負わずに運用することが可能です。学資を準備したいけれどもそれほど学資の準備に回せる家計の余裕がない場合は検討する価値はあります。もちろんインフレのリスクにも対応することができます。詳しくは過去記事を参考にしてください。
奨学金を使う
これは実際に使われている方も多いのではないでしょうか?
私も奨学金を使って大学に行きました。奨学金とは簡単に言うと学費を借りて、返済は子供がするというものです。このように書くと子供に借金を負わせるのかと思う方もいるかもしれません。確かにそういわれればそうなのですが奨学金はとてもいい制度だと私は思っています。お金がないから望む勉強ができないのはとても残念なことです。
そしてすべてのご家庭が満足な学資を準備できるわけではありません。そのような子供を救うための制度です。正直私も子供が医学部に行きたいと言われたら全額を支払うことは無理ではないかと思います。
さらに、この奨学金というのは子供のマネーリテラシーを向上させることにも役立ちます。絶対奨学金を使った方がいいとは思いませんが、決して悪いものでもないことは事実です。
奨学金の利用も頭に置きながら学資の準備をすることをお勧めします。
具体的にはどうするの?
ここまで学資準備のそれぞれのご説明をしてきましたがじゃあ一体どうすればいいの?ということをお伝えします。
それぞれメリットデメリットがあります。つまり1つの方法ですべて賄うのではなく2つ、3つの方法に分散して学資を準備することが重要です。
その中でも私がお勧めするのは学資保険+ジュニアNISA+奨学金です。
やはり学資保険の万が一の保障はあった方がよいでしょう。しかし今の学資保険では金利が低いため積み立てた金額がそのまま返ってくるだけです。これではもったいないと私は思います。そこでジュニアNISAを活用します。これは子供が18歳になるまで引き出せません。そして投資信託で毎月一定金額を積み立てていく長期分散投資を行います。
毎月1万円を15年間続けて金利が3%程度だとすると約45万円利益が出る計算です。この数字は決して難しいことではありません。
この2つで最低でも国公立の500万円程度は準備できるようにしましょう。
そして、お子様が私立など希望する大学で不足する分を奨学金を活用することをお勧めします。これはお子様に選択肢を持たせるという意味でも重要だと思います。
実際、私はこの方法で現在学資を準備しています。
お金がないから行きたい大学や勉強をお子様があきらめるというのはとてもつらいし悲しいことだと思います。お子様の選択肢を広げるためにも学資の準備はしっかりと行ってください。
もちろんこの方法だけが正解というわけではないですが、参考にしていただければ幸いです。
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貯蓄・資産形成を始める前に、ライフプランが必要な理由とそのメリット
今回は、貯蓄や資産形成の前にライフプランを作成する理由とメリットについてお話しします。中にはいろいろなところでライフプランを作ってもらったことがある方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、残念ながら日本国内で本当の意味でのライフプランを作成しているFPは少数派です。先に申し上げておきますが本来ライフプランは何も家計を改善するためやマイホームなど大きな買い物をするから行うものではありません。もし、そのような理由で例えば住宅展示場などでライフプランを作成してもらったというのは多くの場合、住宅を購入するための資金繰り表と言い換えてもいいかもしれません。
ライフプランとは
そもそもライフプランとはご自身の人生設計を目で見える形、つまり見える化するということです。現状分かりうるライフイベントを計算に入れて将来のいつ、どのくらいお金がかかるのか、そのための準備が現状できているのかということを形にすることによって現状の生活が妥当なのかそれとも見直しが必要なのかを確認するために行います。
ここで一つ質問です。
なぜ、みんな貯蓄や資産形成をしているのでしょうか?
すでに現状では、収入の内で生活ができているはずです。別にわざわざ貯蓄や資産形成をしなくても生活していけるのです。ではなぜ、貯蓄や資産形成がしたいのでしょうか?
答えはなんとなく将来に対して不安を持っているからです。
将来の学費が賄えるのかな?マイホームが欲しいけど買った後大丈夫かな?老後の資金は年金だけでやっていけるかな?といった具体的ではないけれどなんとなく不安。。。
そんな気持ちから今の内から貯蓄しておいた方がいいのではないだろうか、資産形成をした方がいいのではないだろうかと考えるのです。
ライフプランとは、そのなんとなく不安な事柄をいつ、どのくらい必要なのかということを明確にすることです。
なぜ、ライフプランを作成するのか
先ほどの項目でお伝えしましたが、ライフプランとは人生設計の見える化。もっと言えばぼんやりした不安の見える化です。
貯蓄がたくさん出来て悪いことはないですが必要以上に頑張る必要もないのです。
それよりも必要な時に必要なだけ貯蓄できていることが重要です。
例えば10年後に子供の大学費用で500万円必要なのに10年後に貯蓄できていなければ20年後、30年後に500万円貯蓄できていても意味がありません。この場合大事なのは、10年後に学費500万円が準備できていることなのです。
いつまでに、どのくらい必要になるか。そのためにどのように資産形成をしていくのか。これを考える一つのモノサシとしてライフプランを活用していくのです。
このモノサシがないとどのように資産形成をしていっていいのか方向がわからず迷子になってしまいます。そのような事態を避けるためまずスタートラインに立つためにライフプランを作成し、ご自身の現状を把握するところから始めていくのです。
ライフプランに必要な項目
ライフプランを作成するには多くのデータが必要です。
収入、生活費、固定費、保険料、貯蓄額、将来の予定、やりたいこと、おおざっぱに書くとこのようになります。
最低限これだけがわかれば作成は可能です。
ですがさらに細かくやろうとするとそれぞれで細かく正式な書類を準備する必要があります。
収入:給与明細、源泉徴収票、昇給規定、退職金規定、ねんきん定期便
生活費:家計簿、通帳の明細
固定費:住宅ローンの返済明細、自動車保険証書、車検証、火災保険証書、スマホプラン
保険料:生命保険証書
将来の予定、やりたいこと:できるだけ具体的な内容であることが望ましいです。
35歳までに3人子供が欲しい。
50歳でアーリーリタイアして沖縄に移住したい。
都心で3LDK以上、100平米以上のマンションを買いたい。
これぐらい具体的にイメージできるといいです。もしイメージできなければ専門家や家族と相談しながら具体化していけばいいと思います。
ライフプランを作成してみよう
先ほどの資料を準備出来たら一度ご自身でライフプランを作成してみてもよいかもしれません。ネットやアプリで検索すると簡単なものなら出てきます。本格的にやるのであればお勧めできませんが、自分で試しにやってみようという方はやってみてください。
すごく簡単に説明すると毎年の収入と支出そして収支を計算していきます。
私は普段お客様のライフプランを作成する際は40年間分作成しています。
40年というと皆さんそんなに長い期間必要なの?と思うかもしれませんが30歳だと70歳まで50歳でも90歳です。人生100年時代なんて言われ方をされていたりしますが、40年後というのは絵空事でもなく現実に生きている可能性が高い期間です。
やってみるとわかると思いますがかなり大変です。
毎年、給与も支出も変動します。この変動率も計算しながら作成します。例えば昇給がどのくらいするのか。明確な昇給規定を設けている企業は少ないので業種、規模などで平均値を使用して計算します。支出に関してもインフレ率や子供がいる家庭なら学費等考慮して算出します。
ライフプランを作るメリット
ライフプランを作成するメリットは自分自身の問題点を可視化できることです。
なんとなく不安を抱えていた原因がはっきりするのです。
後はその問題点を解決するための対策をすればよくなります。
ここで一つ注意するポイントですが、ライフプランはあくまでご自身の現状を確認し、この現状の延長線上にはこんな形が待っているという一つの可能性です。
ライフプランの通りに行くことはまずありえないので、毎年ライフプランを見直してブラッシュアップしていく必要があります。そのためには信用できる専門家(FP)を見つけてください。そしてこのモノサシを有効活用して有意義な人生を送られることを願っています。
まとめ
正直、日本ではFPの地位もさして高くなくFPと聞くと保険売ってるんでしょ?と第一声で聞かれてしまうことがほんとに多いです。
これは日本の保険会社や証券会社の社員の方々の多くがFPの資格を保有していることもあるかもしれません。
しかし、FPの本来の仕事とはファイナンシャルプランニング。つまり金融を通して人生を設計することが仕事です。
欧米では、人生において3人の専門家と付き合えと言います。
法律の専門家:弁護士
医療の専門家:医者
金融の専門家:ファイナンシャルプランナー
日本ではこのファイナンシャルプランナーが無料で相談に乗ってくれるのが当たり前となっています。私はこれを変えたいと思っていますし、顧問料を頂いているFPさんもいらっしゃいます。
ただ、無料であれば最大限有効活用してしまえばいいのです。
専門家に聞いて、提案してもらっても、最終的に判断するのは皆さん自身です。
なんか売りつけられるのではと深く考えすぎずに大変なライフプランの作成を専門家に任せてみるのも一つの手ではないかと思います。
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コロナウイルスが家計にも感染!?今こそ支出削減で家計改善!!
世間のニュースはコロナウイルス一色になっています。
感染者数は増え続け、金融市場も大きく混乱していますがそんな大きな括りだけでなく個人の家計にも少しづつ影響が出てきています。
今回はそんな時だからこそできる家計の改善方法をお話しします。
コロナで収入が減る
コロナウイルスに関係して収入が減ったご家庭も多いのではないでしょうか?
例えば、パート勤務の奥様が務める企業が臨時休業して仕事に行けないとか、お子様が休校になったことで仕事を休まなくてはならなくなったとか。
個人事業主やフリーランスの方であれば仕事が急に無くなり無収入になんてこともあると思います。
今現在は収入に変化があまりないサラリーマンの方でも今後ボーナスカットなどの不安は尽きないのではないでしょうか?
しかし、現状政府が出している支援策を見る限りあてにはできそうにありません。
30万現金支給などありますがかなり支払い対象が絞られることになりそうです。
それでも支出は変わらない
収入が減ったとしても多くの家庭では毎月の支出は変わりません。むしろ家にいる時間が多くなり支出が増えてしまうということもあると思います。
収入がないのに支出が増えてしまっては家計を維持することはできません。
最悪の場合一家離散なんてことになってしまうかもしれません。
支出を減らそう
外出自粛で自宅にいる時間が多いこんな時こそ今一度家計の見直しをするチャンスです。普段は後回しにしがちな見直しをすることでこの困難な時を乗り越え、いつか収入が戻ったときには今まで以上に貯蓄できる体質になることで今後今回のような緊急事態が起きた時でも心配ないくらいにしていただければと思います。
どうやって支出を減らすのか
まずは固定費を見直しましょう。
簡単なのは、通信費、光熱費、保険料といったところかと思います。
・通信費・・・携帯電話の料金など
これは格安SIMに乗り換えるだけでなく大手キャリアでもプラン見直しをするだけで大きく変わります。この機会にいろいろなキャリアのプランを比較してご自身にあったものに変更することをお勧めします。しかも、キャリアの乗り換えはお店まで出向かなくてもできてしまうので安心です。
・光熱費・・・電気、ガス、水道
2年ほど前から電力自由化しておりいろいろな企業が参入しています。こちらも比較して乗り換えることをお勧めします。
・保険料・・・生命保険、火災保険、自動車保険など
入ったまま何年もほったらかしにしている保険などないでしょうか?そういった保険の保障内容や保険料を確認してみてください。
必要のない保障や高い保険料を支払っている可能性もあります。
また古い保険だとせっかく保険料を支払っているのに保障内容が十分でない場合もあります。インターネットでも情報が手に入りますがご自身で判断ができない場合はしっかりコロナ対策をしたうえで専門家に相談するのがいいと思います。
・番外編(食費、娯楽費)
食費や娯楽費はなかなか減らすことが難しい分野です。
節約と聞いて真っ先に思い浮かびますが、長続きさせにくいのです。
しかし、今のように外出自粛しているときは話が違います。
半ば強制的に外に出られないので外食や遊びに行けなくなり仕方なく自宅で自炊しているという方が多いと思います。
ここで自宅で食べる習慣をつけることができれば今後も食費を減らすことができます。
今はSNSなど簡単、おいしい、節約レシピがたくさんあるのでぜひチャレンジして少しでもストレスの無い様に自粛生活を楽しめるようにしてみてください。
まとめ
たとえ急に収入が減っても生活費が急に下がることはありません。
普段は生活が安定しているため後回しにしがちな固定費の見直しですがこんな時だからこそ一度見直してみてください。
以前の記事にもう少し詳しく削減方法を記載したものがありますのでそちらも読んでいただけるといいかと思います。
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脱浪費!すぐ貯金できるようになる簡単お金の分け方
今回は、貯蓄をしないといけないのはわかってる。でも毎月気が付いたら給料全額使って貯蓄ができないという方向けに基本的なお金の色分けの仕方をお伝えします。
貯蓄ができない人とは
そもそも貯蓄ができない方は、もらった給料の色分けをしていない方がほとんどです。
毎月通帳にあるだけ使って残ったら貯蓄に回そうと考えているのです。
これでは、通帳にあるだけ使ってしまって貯蓄しようと思っていてもなかなかできません。実際私も就職したての頃はこのお金の色分けをしていませんでした。その結果、就職後数年たっても貯蓄はほぼ0円でした。
お金の色分けをしていない状態は危険です。
もらっている給料のほぼ全額を使い切る生活をしているとその生活水準に慣れてしまい、いざ貯蓄をしようと思っても支出を減らすことができないのです。
支出を増やすことは簡単です。好きなもの、好きなことのお金をたくさん使えるのであっという間に増えます。私で言えばアクアリウムです。いい機材やきれいな生体を見だしたらキリがありません。
そうやって慢性的に増えてしまった支出を急に下げようと思ってもなかなか下がりません。好きなことを我慢するからストレスが大きいわけです。
もらった給料を何にいくら使うのかを色分けするということが貯蓄体質になる第一歩です。
お金の色分けとは
お金を色分けするとはお金を使い道それぞれに対してグループ化するということです。
最低限分けていただきたいグループは3つです。
使うお金、守るお金、増やすお金です。
それぞれのイメージは下記のような感じです。
- 使うお金・・・生活費など毎月生きていくうえで必要なお金。
- 守るお金・・・〇年後に使う事が決まっているお金(子供の学費等)
- 増やすお金・・・余裕資金。運用等するお金
まずはこの3つにわけることをお勧めします。
このようにお金を色分けすると使えるお金が明確になり、守る、増やすお金が自動的に分けられるので確実に貯蓄していくことができます。
それぞれ詳しく解説します。
使うお金
いわゆる生活費です。このお金は貯蓄ではなく毎月や毎年使ってしまうお金という意味です。ここの金額の決め方は家計簿をつけることをお勧めします。
家計簿を付けていないという方はまず2か月家計簿を付けてみてください。
その家計簿を見直して本当に必要なものを確認して使うお金の配分を決めます。
家計簿つけたことがないという方は過去記事もありますので参考にしてみてください。
守るお金
守るお金とは使う予定が決まっているお金です。
例えば子供の学費や自宅のリフォーム、車の買い替えや趣味がお金がかかるものの場合はここで積み立てておくのもいいと思います。
貯蓄の部類に入りますが、〇年後100万円必要といった感じです。
このお金は将来に必要な金額が決まっているので必要な金額と必要な時期までの期間を逆算して確実にためていく必要があります。
なので、個々のお金を投資などで増やそうと思うのはナンセンスです。
確実に定期預金や、受け取る金額が決まっている養老保険などの保険商品で貯めていきます。
将来、何にいくら必要かわからないという方は一度ライフプランを作成することをお勧めします。あなたの現状でいつ、何に、いくら必要なのかというライフイベントが目で見てわかるのでイメージするよりも具体的に理解することができます。
増やすお金
これが、一般の方が思っている貯蓄に一番近いかもしれません。
いわゆる余剰資金です。このお金が無くても生活にも困らないし、ライフイベントにも差支えのないお金、ずっと使わないで置いておけるお金です。
これをただ、普通預金や定期預金に置いておくのはもったいないです。
だって今、全然金利付かないですよね。普通預金で金利0.001%とかです。
この金利は1年間普通預金に1000万円預けていると100円のもらえます。そこから税金が引かれて実質80円増えます。
これは本当にもったいないです。こういった資金を投資やインフレリスク対策として外貨でリスク分散をさせておくのがポイントです。
↓初めて証券口座を開設するという方は松井証券がお勧めです。
わかりやすく、少額から始められます。
どうやって色分けをしていくのか(将来の見える化とは)
一番簡単で分かりやすいのは家計簿とライフプランを作成することです。
この2つを作成することで家計簿は支出(使うお金)をライフプランは将来必要なお金と時期(守るお金)と当面必要でないお金(増やすお金)を把握することができます。
頭の中で将来をイメージするだけでは具体的に問題点を認識することは難しいです。
そこで身に見えない将来を目に見える形にすることで問題を具体化し対策をとることができます。
まずは将来の見える化これをしてみてください。
ライフプランを作成する
インターネットで検索すればライフプランの簡単シュミレーションみたいなものがたくさん出てきます。このソフトが悪いわけではないです。
ただ正直、ライフプランをご自身で作成するのはお勧めできません。
理由は自分自身のこととなると人間甘くなります。これは間違いないです。私も普段お客様のライフプランを作成させていただきますが、同じソフトで自分のライフプランを作成すると全然甘くなります。この時には給料上がってるかなとか、こういう対策でこれだけ資金が増えるはずなどどうしても甘くなってしまいます。
これには客観的な視点が一番です。
是非、一度ファイナンシャルプランナーに相談してご自身のライフプランを作成してみてもらってください。
まとめ
このようにお金の色分けをするだけでいつまでに何にいくら必要で使えるお金はこれだけ、そしていくら運用に回せるということが鮮明になってきます。
あと、大事なのは色分けしたお金を自動で振り分けるということです。先取りの定期預金や生命保険の保険料、投資信託の自動積み立てなど自動でお金が色分けできる仕組みを作ることが大切です。
そうすると今まで全部使っていた浪費体質の方でも毎月しっかりと貯蓄ができるようになるはずです。
最初はめんどくさいなと思われるかもしれませんが、家計の改善は最初が肝心です。
スタートでしっかりと環境を整えるだけで後は意識しなくても当たり前のように貯蓄ができるようになっていきます。
是非、いいスタートを切ってください。
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老後のインフレリスクに備える資産形成、投資術
前回、そもそもインフレリスクとはどんなもの?ということをお話ししました。
今回はそのインフレリスクに対応しながら資産形成をしていく方法をお伝えします。
↓前回記事はこちらです↓
快適な運用を追及した WordPress専用高速サーバー Z.com WP
インフレリスクに対応するとは
「そもそも、インフレリスクに対応するってどういうこと?」と思われるかもしれません。インフレとは物価の上昇です。物価が上がり生活費が知らない間に上昇していくと家計をそれだけ圧迫します。働いている時であれば貯蓄できる金額が少なくなり、老後であれば取り崩していく金額が多くなります。
つまり、現在考えているよりも貯蓄が必要ということになります。
「そんなに将来のインフレリスクのためにたくさん貯蓄なんかできない」
実際問題今もらっている給料の中でやりくりするしかないので、じゃあいきなり今の倍貯蓄してくださいなんて言われても難しいと思います。
ではどうするのか?
現在貯蓄しているお金をインフレに強い資産に変えておくのです。
お金が勝手にインフレに対応してくれるようになれば、今の貯蓄額を無理して増やす必要もなく、同じ生活を続けていくことができます。
インフレに強い資産とは
インフレに強い資産とは主に国内株式、外国預金、外国株式、外国債券、外国不動産などです。
逆にインフレに弱い資産としては、国内預金、国内債券などが挙げられます。
なぜ?
- 国内株式
これは基本的な経済原理になりますが資本主義の元ではGDPつまり経済規模は徐々に大きくなっていくというものです。つまり日本が資本主義である限り企業の株価はインフレも重なり、長期的にみれば上がっていくはずということです。
- 外国預金、外国株式、外国債券、外国不動産
まず1つ簡単に外国の方が金利が高い分インフレに対応しやすいですね。これらは国内株式と同じように資本主義の原理+為替という力を持っています。
この為替がインフレに対して釣りでいう浮きのような役目を果たしてくれます。
為替とは
為替は簡単に言うと2国間の戦いです。
例えば、アメリカと日本の1ドル=110円みたいなものはニュースや学校の授業などで聞いたことあると思います。
1ドル=100円 円高
↑
1ドル=110円 現状
↓
1ドル=120円 円安
なんとなく覚えているでしょうか?これはアメリカと日本の戦いとイメージするとわかりやすいと思います。もちろん戦争とか物騒な話ではなく経済的に強い国にお金は集まります。
日本は今後労働者人口がどんどん減っていきます。方やアメリカは移民国であり労働者はどんどん流れ込んできて減ることがありません。
どちらにお金が集まるでしょうか?
多くの方がアメリカだと思います。
そうするとどんどん円安になっていきます。単純に「今まで1ドル=110円だったけど
日本は弱くなったから110円じゃ1ドルと交換しません。120円出してね」という風になるわけです。
これ、なんか見たことないですか?
そうです、インフレの時のお金の価値が下がることと似ているんです。
もちろん日本が輸入国であり円安になれば輸入品の値段が高くなるということもありますが、為替はインフレと似たお金の動きをしてくれるのです。
100%同じではないですが似た動きをしてくれるのでインフレに対応しやすいということですね。
インフレに対応させる
では、本題のインフレに対応させる方法ですが先ほどのインフレに強い資産に今の預貯金を移していくというのがベースになってきます。
ここからはご自身の性格やリスクの許容度によって選択が変わると思います。
それぞれのメリット、デメリットを確認して見てください。
・メリット
株主優待や配当金がもらえる
好きな企業を買えたり、選んでると楽しい
小型株などリスクもあるが大きなリターンを狙える可能性
・デメリット
企業1社づつ個別に株を購入するので分散投資には向いていない
企業が倒産するリスクがある
経済原理とすべての会社が一致して値動きするわけではない
・メリット
投資のプロに投資先を任せれるため分散投資がしやすい
分配金再投資をすれば複利の効果が大きくなる
・デメリット
株式投資と同じく損をするリスクがある
手数料やファンドコストなど維持費が高い
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- FX
・メリット
為替の値動きなので投資初心者でもやりやすい
比較的少額でやれる
為替でインフレに対応することができる
・デメリット
長期的な投資には向いていない(長期で持つなら外貨預金の方がいい)
ちゃんと勉強していく必要がある
- 外貨建保険
・メリット
保障がついている
将来もらえる額や増える率が決まっている
外貨ベースでは満期まで持っていれば損をしない
・デメリット
将来の為替次第では損をする
他の投資に比べて増えない
結局どれがいいの?
私個人としては、若い方ほど株式や投資信託、FXなどのリスクが高い運用方法をお勧めします。基本的には長期分散投資で15年30年持ち続けていれば負けることはないと思いますが、若いうちであれば万が一失敗しても取り返しがつきます。
しかし、40代後半、50代に入ってくると老後の生活までの期間が短くなるためより確実に低リスクで運用する必要があります。
その場合は外貨建ての保険など確実性が高いものがお勧めです。
どちらの場合にもご自身のお金を、守るお金(老後資金)、増やすお金(余剰資金)、使うお金(生活費)と色分けしそれぞれの運用をしていく必要があります。
また、そもそもの支出の無駄をなくしていくことも重要です。
よければ過去の記事もご確認ください。
もしご自身で判断が難しい場合は専門家を頼ってみてください。
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